読むだけマネー塾

読むだけマネー塾

投資を日常に、金融教育を当たり前に

【新NISA】そもそも投資信託って何?

新NISAでは eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)や eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)をはじめとする投資信託を購入する人が多いのではないでしょうか。


この記事ではこのような疑問にお答えします↓↓

 

投資信託ってどんな仕組み?

投資信託は多くの投資家からお金を集め、運用のプロであるファンドマネージャーが、金融市場で日々運用します。

そこで得られた利益が、投資家に分配金として還元される仕組みです。


投資信託に様々な商品があるのは、運用する先の違いです。

商品ごとにどの会社の株式に投資するか、どこの国の株式に投資するか、債券を組み込むか、不動産を組み込むか、といった違いがあります。

 

どんなメリットがある?

投資は、投資先を分散すればするほど安全だといわれていますが、多くの会社や国に投資することは資金的に難しいです。また買うタイミング、買う商品を考えるのも難しいでしょう。

投資信託なら下記のようなメリットがあります。

  1. 少額から始められる
  2. 投資先を分散しリスクを抑えられる
  3. 運用はプロに任せられる
  4. 株式の購入が難しい国(新興国等)にも投資できる

 

投資信託を積み立てるときの注意点は?

つみたてで投資信託を購入する場合、下記に注意する必要があります。

  1. ハイリスクハイリターンな商品もある
  2. 安易につみたてを停止しない

 

ハイリスクハイリターンな商品もある

投資信託の中には、新興国のように今後の先行きが不透明な投資先で運用する商品もあります。成長に伸びしろがあり大きな利益が期待できる分、安定性が無いため大きな損失が出る可能性があります。

これから投資信託を購入される場合は、毎年のリターンが安定している商品から始めてみましょう。

 

安易につみたてを停止しない

投資信託を購入したばかりのタイミングでは、損失が出ることも珍しくはありません。

そこで怖くなってすぐにつみたてを停止してしまうと、利益が出るまでに時間がかかってしまう可能性があります。

 

【例】

・つみたてを停止した場合

 

1か月目 基準価格(1口200円)を1000円で5口購入 

     【平均取得単価】200円

     【利益】200円×5口=1000円 ±0円

2か月目 基準価格(1口100円)で損失が出ていたためつみたて停止

     【平均取得単価】変わらず

     【利益】100円×5口=500円 -500円 

3か月目 基準価格(1口200円)を1000円で5口購入 

     【平均取得単価】200円

     【利益】200円×10口=2000円 ±0円

4か月目 基準価格が(1口300円)に上がった!
     これまでの投資額は2000円

     基準価格が300円のため評価額は300×10口で3000円

     利益は1000円になりました。

 

・つみたてを継続した場合

1か月目 基準価格(1口200円)を1000円で5口購入 

     【平均取得単価】200円

     【利益】200円×5口=1000円 ±0円

2か月目 基準価格(1口100円)を1000円で10口購入

     【平均取得単価】(200×5+100×10)÷15=13.3・・・

     【利益】100円×15口=1500円 -500円 

3か月目 基準価格(1口200円)を1000円で5口購入 

     【平均取得単価】(200×10+100×10)÷20=150

     【利益】200円×15口=2500円 +500円

4か月目 基準価格が(1口300円)に上がった!
     これまでの投資額は3000円

     基準価格が300円のため評価額は300×15口で4500円

     利益は1500円になりました。

 

初めは損失が出ると投資を辞めようと思ってしまうかもしれませんが、価格の下落はむしろ安く買うチャンスだといえます。

 

まとめ

投資信託は初心者でも比較的安全に資産形成できる商品です。

とはいえあくまで投資のため、利益を逃したり、損失を被る恐れがあります。

最低限の仕組みを理解して、着実な資産形成を行いましょう。

 

 

*記事内でご紹介する個別銘柄及び各情報は情報提供のみを目的としており、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。