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【相場が丸分かり!】テクニカルを活用して上手に投資

みなさんは普段、何を見て株を売買しますか?
値段?日経平均?はたまた直感?
この記事では株の売買タイミングを知るのに役立つテクニカル分析手法について、実際の画面を使って解説しています。
自分に合ったものを活用し、投資の精度を高めましょう!

 

2種類のテクニカル分析手法

トレンド系は相場の流れを読んで、流れに乗るときに使います。一方オシレーター「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」など相場の変化の大きさを判断します。オシレーター系は逆張り投資(反発を狙った売買)に有効なテクニカル指標とされています。

 

トレンド系

ボリンジャーバンド

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7本のうち移動平均線を中心とし、上向きに+1σ(シグマ)+2σ+3σ、下向きに-1σ-2σ-3σといいます。
ボリンジャーバンド統計学を使って作られていて、高い確率でこのラインの間で株価が動くだろうという指標です。
統計学上±1σに収まる確率は約68%、±2σに収まる確率は約95%、±3σに収まる確率は約99%となっていて、例えば+2σ~+3σのあたりに株価があれば、高確率で今後下がると予想できます。

 

一目均衡表

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「転換線」「基準線」「遅行線」先行スパン1と先行スパン2の間の「雲」で表されます。
転換線は過去9日間の高値と安値の平均値で、短期的な売り買いの圧力や変化を知ることができます。
基準線は過去26日間の高値と安値の平均値で、中期的なトレンドを示す基準となるため、重要視される線です。
遅行線は日々の終値を結んだチャートを26日後ろにずらしたものです。(今日の終値は26日前のところに現れるので、線が途中までしかありません。)
は先行スパン1と先行スパン2と呼ばれる線の間の白い部分を言い、株価が雲よりも上にあるときは上昇傾向、株価が雲より下にあるときは下落傾向と考えられます。 雲が厚いと支持や抵抗が強く、雲が薄いと弱いとされています。
例えば、抵抗の大きい分厚い雲を上抜けしたら、買い圧が強く今後も上がる可能性が高いと予想できます。

 

オシレーター

RSI

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RSIは指定した期間の上げ幅(前日比)と下げ幅を使って算出されたもので、買われすぎか売られすぎかを判断できます。一般的に70~80%以上で買われすぎ、20~30%以下で売られすぎと判断されます。
線が単純で基準も分かりやすいため、初心者にも使いやすい指標です。

 

MACD

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MACDにはMACDラインシグナルラインの2本の線があります。
価格の変化に敏感なMACDラインが、シグナルラインを上に抜くことをゴールデンクロスといい、株価が上昇傾向になる買いサインです。
逆にシグナルラインを下に抜くことをデッドクロスといい、株価が下降傾向になる売りサインです。

 

ストキャスティクス

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ストキャスティクスは%K(Fast)と%D(Slow)の2本の線で表され、株価の指定した期間の変動幅と終値のから、買われすぎか売られすぎかを判断します。
%Kラインは株価の変動にに対して敏感に動き、%Dラインは遅れて動きます。
一般的に70~80%以上で買われすぎ、20~30%以下で売られすぎと判断します。
また%Kが%Dを下から上に抜いた場合は買いサイン、上から下に抜いた場合は売りサインとも見ることもできます。
ただ、頻繁に売買サインが発生するので、他のテクニカル分析と合わせてみることをお勧めします。

 

まとめ

テクニカル分析は売買の目安になりますが、「絶対」はありません。複数のテクニカル分析を組み合わせ判断すれば、より精度を高めることができます。
「RSIが30%を下回っていて、MACDがゴールデンクロスしたら買い」というように、自分の中でルールを決めておくのも良いかもしれませんね。
他にも短期なら板・歩値・ローソク足、長期なら市場の動向・世界情勢など、投資の時間軸に合わせて必要な情報を組み合わせましょう。

 

これは余談ですが、某有名投資家さん曰くテクニカルに「絶対」はないけど、多くの人がそれを見て取引している以上、その通りに動く確率が高いそうです。

 

 

*記事内でご紹介する個別銘柄及び各情報は情報提供のみを目的としており、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。